前編はデザイン展(埼玉・ところざわ会場/角川武蔵野ミュージアム)の感想になります。
後編では西洋占星術で永野護先生の出生ホロスコープチャートを読み解いていきます。
平日(3/11)のお昼に所沢に到着して、まずは武蔵野坐令和神社参拝とFSSコラボ御朱印を頂きました!
「花の詩女 ゴティックメード」は永野先生が、伊勢の斎王まつりにインスピレーションを得て構想したそうですが、神社に奉られている天照大神は東京のお伊勢さまと呼ばれる東京大神宮から分霊されています。
東京大神宮には初代の斎王とされ伝説的な存在の倭比賣命も奉られており、倭比賣命が天照大神をまつる場所を定めるために各地を巡ったという伝承が、ベリン(詩女)の都行のイメージのもとになっているのは想像に難くないですね。
入場の前に食事をしたかったのですが、案の定角川食堂は行列。
コラボメニューは諦め、展示会場入りすることにしました。
来場者の皆さん、最初の展示から並んでましたが、1周以上見て回るのは確定なのでw気兼ねしないで鑑賞できる空いてる所を探して先に進みます。
単行本カバー原画のコーナーまで来ると結構空いていて、1点1点心ゆくまで鑑賞できました。
FSSを象徴するイラスト1作と言えばやっぱり「DANCE」!
FSSと出会ったのは、小ー中学生の頃に観たアニメ映画がきっかけでした。
宇宙的なボディスーツにハイブランドから民族衣装まであらゆるジャンルの衣装を着こなす登場人物たちに、スマートで有機的なメカニックデザインの斬新さ、原作マンガの極細の描線による緻密な描き込みと言い、ミリタリーやアカデミックな知識を盛り込んだ世界観設定の情報量の多さにめまいを覚えながらのめり込んでいったものです。
特に漫画単行本の表紙はモノクロマンガのタッチを踏襲するものと思い込んでいた子どもにとって、FSS表紙イラストのタッチはそれまで馴染んできた漫画の常識を覆されたのでした。
その後、アクリルガッシュを手にしてイラストを描き始めたのも、永野先生が使ってるっていうのが理由でしたね。
表紙イラストの背景の壁の質感とか空気の流れの象徴的描写も感覚にめっちゃどストライクなのですが、印刷では潰れてしまう描き込みのニュアンスを今回、間近で観察できたのも感涙でした(イラストの部分画像は拡大表示すると筆のタッチまで見えます)
最初の展示に戻ると狙い通り列は解消されてたので、テキストも細かく描き込まれた設定画を思いゆくまで眺められました。
漫画原稿の原画展も開催してほしい……!!
いのまたむつみ先生のメッセージ
展示の最後には著名作家さんたちや来訪者の皆さんが寄せたメッセージボードがあり、私も永野先生の素晴らしい作品に出会えた感謝を書き残してきました!
会場の外にも関連展示が何か所もありました。
続く後編では永野護先生の出生図(ホロスコープチャート)を読んでみます。