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13世紀ヨーロッパの騎士/スパイ??謎の過去世
私の過去世に、13世紀のヨーロッパで生きた騎士がいます。大昔に受けた過去世鑑定で指摘されたもので、大国の後継者という立場にありながら単独でスパイ活動を行うといった、かなりドラマチックな内容でした。
【過去世の概要】
時代・場所: 13世紀末、ヨーロッパ(地中海辺り)
人物像: 大国の後継者、27歳の青年、優れた直感を持つ
行動: 小国間の争いに乗じ、支配を企て自ら潜入・諜報活動を行う
転機: ある出会いをきっかけに計画を白紙に、内政へ注力する
晩年: 人望厚いリーダーとなり、61歳で安らかに死去

果たして永野護の「ファイブスター物語」に登場する騎士のような経歴を持つこの人物は、地球の歴史の中に実在したのでしょうかw
これまでも自力で調べてきたのですが、今回は、AIの情報処理能力も利用してサーチをかけてみました(本文構成も手伝ってもらいました)。
この探求は、私の創作であるネイタル擬人化のキャラクター「双子太陽/獅子土星」の背景作りにも繋がっています。
プロファイルを元に捜査!キーワードは国家規模、年齢、活動履歴
鑑定で示されたいくつかの特徴を鍵として、歴史の記録を辿ってみることに。
特に「13世紀末に27歳」「大国の後継者(地中海沿岸ではない)」「小国への介入・潜入」「61歳没」は重要な手がかりです。
当時の「大国」としてはフランスやドイツ(神聖ローマ帝国)がすぐに考えられました。
潜入先の「小国」は候補が多いのもあって、あまり自分で調べるには意欲が湧かなかったのですが、AIは勢力が乱立していたイタリアが活動の舞台だった可能性が高いと推測し、候補者をリストアップしていきました。
AIイチ押し!フランス王弟シャルル・ド・ヴァロワ


AIのリサーチで、最も多くの点で鑑定内容と重なる人物とされたのが、フランス王フィリップ4世の弟、シャルル・ド・ヴァロワ(1270-1325)です。
彼は地中海から少し離れた大国フランスの王族。1270年生まれなので、13世紀末には鑑定通りの27歳に近い年齢です。
そして、彼の生涯は鑑定が示す「野心的な計画とその挫折」とリンクするとの指摘でした。
特にイタリアのフィレンツェ内紛への介入は、「小国の争いに乗じて支配を企む」という描写にかなり近いとのこと。多くの王位を狙うも叶わず、晩年はフランス国内で影響力を持った点も、「侵略計画は白紙になり、内政へ注力」と解釈できるそう。
彼の生涯は、鑑定の前半部分で描かれる状況設定や計画の骨子と驚くほど一致している、というのがAIの主張でした。
AI vs 私 シャルルとロベール、決め手はどこに?
シャルル・ド・ヴァロワはたしかに有力ですが、鑑定内容と完全に一致するわけではありません。
鑑定では「自ら潜入、諜報活動を行った」とありますが、彼の公的な行動にそのような記録はありません。また、晩年は「人望が厚かった」とされますが、史実では評価が分かれます。そして没年齢。鑑定では「61歳」ですが、彼は55歳で亡くなっています。


これまで私が個人的に注目していたのは、彼の叔父でありブルボン家の祖であるロベール・ド・クレルモンでした。
鑑定の背景を調べ始めて、すぐにたどり着いたのが彼です。
彼は鑑定通り「61歳」で亡くなっています。事故の後遺症で精神障害があったとされる彼ですが、もしかしたらその状況が逆に高貴な立場でも「単独潜入」のような自由な行動を可能にしたのでは…?とロマンを感じてしまいます。
さらに過去世鑑定の人物は「非常に直感の優れた人物」とされ、直感に従った言動が周囲に「こいつおかしい」と受け取られた可能性があります。前半生はかなり傲慢な人物だったため、何らかの報復でそのように記録された可能性すらありますw
しかし、彼は13世紀末には40代であり、「27歳」という条件とは大きく異なる点も、AIには該当の可能性が低いと頑として主張されました。
それでも、過去世鑑定を受けるずっと前から持っていたイメージ「百合の紋章、頭部を損傷することで開花する異能」に合致するのはまさにロベール・ド・クレルモンその人なんですよね。家祖という立場にもずっと憧れていました。
シャルル・ド・ヴァロワもヴァロワ家の家祖ではありますが、行動と挫折が公に記録されてる点で、鑑定に明記される人物像「優れた直感を用いてなんでも思い通りにしてきた」と非常に隔たりがあります。
他の候補者(シチリア王フェデリーコ2世/3世など)も検討させましたが、やはり一長一短があり、すべての条件を満たす人物は見つかりませんでした。
より後年の過去世ではドイツで非常に重要なテーマを持つ人生を送っているため、ドイツの可能性も十分あるのですが、13世紀のドイツはフランスほど強固な中央集権体制ではなく、後継者が国全体の力を背景に地中海の小国へ積極的に介入するという状況は起こりにくいだろう、という見解をAIも持っていました。
やはり歴史記録だけで鑑定の人物を特定するのは、非常に難しいようです…。
魂の繋がり?候補者と私のホロスコープ照合
歴史的なアプローチだけでは結論が出ないので、別の視点、占星術を取り入れてみます。生没年月日がはっきりしているシャルル・ド・ヴァロワの出生ホロスコープ(出生時間は正午で作成)と、私のネイタルチャートを比較(シナストリー)することで、何か繋がりや過去世からの影響が見えてくるかもしれません。
シャルルの出生ホロスコープでは、牡羊金星(以下、私の金星/27度)、牡牛天王星(水星/18度)、山羊冥王星(月/1度)、天秤木星(ASC/14度)、なんと私のネイタルとタイトな合がいくつも存在しています…!シャルルの獅子座の月も、時間帯によっては私の土星に合になりそうです。過去世からの縁を示すと言われる、ドラゴンヘッドは天秤座18度で、私のASC-DSC軸にコンジャンクションしています。
過去世からのつながりを検討する場合、その人物の出生時よりも死亡時のホロスコープチャートを考慮するそうなのですが、死亡日のチャートでは出生と違い、天体同士のアスペクトは私の牡牛水星と蠍火星の180度、私の山羊月と蟹木星の180度くらいです。ですが、ドラゴンヘッドは天秤座22度で、私のDT(天秤座23度)コンジャンクションしています!
ロベールは没年月日しか判明してません。
私のネイタルで、グランドセクスタイルを形成するのに埋まっていない一か所に、水瓶座の天体が集中しています。ドラゴンヘッド/テイルは牡羊座11度/天秤座11度で、私の冥王星(天秤座11度)に正確にテイルが合します。ASC-DSC軸にもシャルルより正確にコンジャンクションしています。
占星術で見たところでも候補の断定はできかねますが、少なくともシャルルと私のネイタルチャートに符号が見られるという結果になりました(!)
特定は困難…しかし創作への確かなヒント
結局のところ、鑑定のプロフィールに100%合致する歴史上の人物を特定することはできません。
でもAIを併用した調査の結果(ホロスコープによる比較でも)、ロベール・ド・クレルモンよりもシャルル・ド・ヴァロワが該当の可能性が高いと提案されたのには意外な発見がありました。
霊視による鑑定は、厳密な史実の再現ではない場合が多々あります。特に鑑定者の方がメッセージ性を主眼に置いた鑑定スタイルだったため、複数の過去世からイメージを読み込んだ可能性もあります。
それでも鑑定でははっきり触れられていなかった彼の母国はやはりフランスの可能性が高く、潜入先はイタリアがその描写に近いだろうというのが理解できたのは、創作のビジュアルデザイン面で大きい助けになります。創作のイメージを補強する、とても有益な見解を得られました!