数年前(2020.07/15)、蟹座太陽180度山羊座木星土星冥王星合が形成された日に、こんな夢を見ました。
夢の中、見上げた空に大きな白い鳥が飛んでいました。
地上に降りたその鳥はキジに近い種類でしたが、大きさや色合いは孔雀に近く、近づいてきて私の手に止まりました。
とてもかわいい顔をしていて、人懐っこい様子だったのが印象的でした。
木星冥王星合、土星冥王星合はそれぞれ「キングメーカー」と呼ばれるアスペクト。
山羊座でのトリプルコンジャンクション形成とは、とりわけ政治色と権力志向が強そうな配置です。
自由に空を飛ぶ鳥と、かわいい鳥になつかれる夢とは真逆のイメージですが、雉は日本神話で天照大神よりも古い時代に皇祖神とされた、高皇産霊神のお使いです。
タカミムスビ神は、別天津神と呼ばれる世代の神様で、始原の神である天之御中主神に続いて顕現した、造化三神のうちの一柱です。
タカミムスビ神は、イザナギ神とイザナミ神が国生みで活躍したあとの、天孫降臨の時代にも高木神という名前で登場しています。
アマテラス神の参謀兼相談役として存在感があるのですが、「返し矢おそるべし」のもとになる逸話で、天若日子に矢を放ったとされるのが高木神です。
高木神が天若日子の様子を見るために遣わした神が、雉の女神でした。
神武天皇を導いた八咫烏も、タカミムスビ神の遣わした存在で、タカミムスビ神と鳥のイメージは強く結びついてるようです。
同時に、高皇産霊神(高木神)は遠征とか討伐とか平定やら、何かときな臭いイメージで解釈される神様でもあります……
皇祖神の座がタカミムスビ神からアマテラス神に移ったのも、女神を主神にすることで、軍事色を排した平和的なイメージを持たせたかったのだろうとする説もあるほどです。
この夢を見る少し前に、自分とご縁のある日本の神様を教えてもらうという、リーディング(霊視)を受けたことがあるのですが、結果がタカミムスビ神でした(現在この鑑定は受付終了しています)。
独身時代から参拝していて、子のお宮参りや七五三のお祝いもした神社のご祭神かな??と予想していたので、よりスケールのでっかい方が現れて意外でした。
鑑定読んだ直後は、日本人として特徴のない生き方してるから、普段表に出ないけど日本人ならルーツをさかのぼれば必ずたどり着くような神様が出てきたのかな、と思ったのですが、もっと個人的な縁を示唆するために、お使いの姿を夢に見せてくれたのかもしれません。
トランジットの射手座ドラゴンテイルが出生図の山羊座月に合しているのも、遠い魂の記憶と関係があるということなのかもしれません。
ちなみにお宮参りに行った神社のご祭神はコノハナサクヤヒメなのだけど、私の母は鹿児島出身で旧姓を岩永というのですね。
だから霊視の結果が、タカミムスビ神だったというのは意外ではあるけれども、そこまで遡るんだという意外さでもある……
この辺は霊視受ける以前に自分で掘っていったことがあるんだけど、この時はタカミムスビ神とは別の神様に繋がって、なんでその神様?という展開になりました()